レイトン教授と永遠の歌姫

グレッセンヘラーカレッジで考古学を教えているレイトン教授の研究室に、ある日、一通の手紙が届く。手紙の差出人は、レイトンの元教え子でオペラ歌手のジェニスだった。行方不明になった友人が永遠の命を手に入れた少女になって現れたという。そこでレイトンは、助手のルーク少年を連れて調査を始める。


一週間前に試写しました。ゲームのほうは、やりたいんだけど一作目を逃してしまったがために手を出せずにいるパターンです。ので、登場人物の詳しい関係とか設定とか、イマイチ理解できていない人の感想ですのであしからず。
と前置きしましたが…よかった! おもしろかったー!
まずなによりキャラデザがよいね。シンプルだけど温かみがあって、みんなかわいいし見ていてなごむ。レイトン教授(「先生」って呼んだほうがいいのかな)とか、あんな簡素な顔なのになんであんなにかっこよく見えるんだろう。
芸能人起用系だけど、基本的にみんな上手だからそんなに違和感はなかった。大泉さんなんかはそりゃうまいし声だけならイケメンだもの。堀北真希ちゃんの少年声もいい感じ。渡部さんは味があって役にも合ってるんだけど、叫んだりするとボロが出るが惜しい。相武紗季ちゃんはもっとがんばりましょう。ナナチャーンはさすがに歌うまい。
ストーリーは謎を解きつつさくさく進む。テンポいいし、アクションシーンも多くてメリハリがあってよかった。ただ先生と一緒にナゾトキしてる余裕はほとんどないです。先生(とルーク)の華麗かつ素早い推理に見とれよう。


それにしても、随所でジェニスに手を差し伸べる先生、マジで本物の英国紳士。ルークもさりげなくレディファーストしていたりして、こういう細かなしぐさにそれぞれの性格が現れていていいなあ。背景のモブまで、キャラクターひとりひとりの動作が細かくてすごい。
動作といえば、とっさにルークをかばう先生にもえたぜ…真っ白にな…。
いや腐な意味でなく、きゅんときちゃう乙女心的な意味で。一番弟子を主張するルークの先生への尊敬ぶりと懐きっぷりはかわいいし、口には出さずともそんなルークをちゃんと認めて頼りにしてる先生も、見ててほっこりするというか、嬉しくなってくるというか。
だから先生が「未来の英国紳士」ルークを信頼して行かせるシーンにはぐっときた。


そんなわけですごくよかった。お子さんと一緒に来たパパママもじゅうぶん楽しめると思う。そしてなんと「ぱんつはいてない」キャラも登場するから、男子諸君も注目だ!(嘘はついてないよ)
あとね、音楽がすごくよい! 観てる途中でこれはもうサントラ買うしかないと心に決めました。そして余裕があったらゲームも買いたい。地道に一作目から始めてみようと思う。
…ところで実写版での映画化の話はどうなった? 正直やめといたほうが…。
★★★★